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旧矢掛本陣石井家住宅

宿場町の本陣として、時を超えてその面影を残す国指定の重要文化財

外観

座敷

中庭

敷地内に点在する棟

酒造内部の展示物

御成門

石井家は江戸時代、矢掛宿で本陣を務めていた家で、その家屋は現在、国の重要文化財に指定されています。本陣は大名や公家、幕府の役人が江戸と国元を行き来する際に宿泊する場所でした。また人だけでなく、将軍に付き添う象も宿泊したという記録が残っています。

現存する石井家の建物は、江戸時代中期から後期にかけて建てられ、改築を重ねて今も残っています。屋敷は約1,000坪の広さがあり、本陣施設や家業の酒造業を営むための建物が数十棟あり、往時の姿のまま今日に至っています。

また石井家には多くの古文書があり、その中には、天璋院篤姫が徳川家定に嫁ぐ途中、矢掛本陣に宿泊した記録も残されています。